「繊維の宝石」として知られるカシミヤは、カシミール発祥です。「カシミヤ(Cashmere)」の名前は、「カシミール(Kashmir)」の古いつづりに由来しています。
「繊維の宝石」として知られるカシミヤは、カシミール発祥です。「カシミヤ(Cashmere)」の名前は、「カシミール(Kashmir)」の古いつづりに由来しています。
カシミヤとは、寒さが厳しいヒマラヤ山脈の高地で野生に生息するカシミヤ・ヤギから取れたカシミヤ・ウール(毛)、または、その毛から織った毛織物のことを指します。カシミヤは、細く軽く暖かく、高級素材の代表で、元々は貴族や富裕層が使用する高級品でした。
ショールやストールなどの毛織物の製作工程は、元来、全て手作業で行われていました。しかし、カシミヤの人気に伴い、不純物が混在した商品、偽物、安価な商品が世界中で流通するようになりました。製作工程は機械化され、生産効率性と収益性の高い機械織りが主流になりました。機械化により、高価な機械を購入できない貧困層(特に女性)は失業し、伝統的な手織り製作技術/手作業を止めてしまった職人がカシミールには沢山います。
ISAホールディングスでは、GIマーク(地理的表示)付きカシミール産カシミヤ商品を扱っています。GIマークとは、特定の地域に根差した、固有の製作方法で製作された商品に付けられるマークで、地域の特産品を知的財産として保護する制度です。偽物や不正表示を防ぎ、特産品の品質と生産者の権利を守り、地域の発展に貢献します。
カシミール産カシミヤ商品がGIマークを取得するには、カシミヤ・ヤギから取れた16ミクロン以下のカシミヤ・ウールを100%使用している、伝統的な糸車を使い伝統的な手法で糸紡ぎを行っている、伝統的な手織り技術で織られている、といった条件を満たしている必要があります。これらの製作工程は手作業で行われているため、GIマークを取得したカシミヤ商品は、環境に優しい「サステナブル・ラグジュアリー™」と言えます。
糸紡ぎは、主に女性が行っています。カシミールでは、教育を受けていない女性や、外で仕事をしていない女性が多くいるため、在宅でできる手作業の内職は、このような貧困層の女性が担っています。
ISAホールディングスは、失われつつあるカシミール伝統のカシミヤ手織り製作技術を仕事として守り、次世代に継承することを使命としています。
地理的表示 (GI: Geographical Indication)
カシミールは、ヒマラヤ山脈にある渓谷です。70年以上に渡る紛争地で、ビジネスをするのが難しい地域です。
今日、世界中にカシミヤ商品は数多く出回っていますが、そのほとんどはカシミール外の地域で生産されており、カシミール産のカシミヤは1%以下と言われています。日本とカシミールにネットワークをもつISAホールディングスは、日本とカシミールの架け橋となり、カシミール産カシミヤ商品の認知度向上と普及に努めています。
持続可能な社会貢献ビジネスを通じて、紛争や機械化により失業したカシミールの職人(特に女性)に雇用機会を創出しています。
名称 |
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ISAホールディングス |
ブランド名 |
サステナブル・ラグジュアリー™ |
設立年 |
2019年 |
事業内容 |
カシミール産カシミヤ商品の企画、製作、輸入、卸、販売 |
商品 |
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公式ホームページ |
https://sustainableluxury.jp |